中島 啓子: 2008年2月アーカイブ

先日、ストロークなしでは生きていけないということを書きました。

 

自分のことに置き換えてみると、ストロークが欲しくてやっていることはとても多くあります。

 

私の実家は商売をしていて、いつも母が忙しく、家に帰ってくるのは午後7時過ぎ。

それから夕御飯の準備を始めるので、私はいつも母の後姿ばかり見ていたように思います。

勉強を見てもらった記憶なんてないし・・・

(逆に親になった今、私も子どもの勉強をみたりはしない→でもその分自分たちできちんとやっています)

 

母が忙しいのは子ども心に理解していたので、遠回りに「こっちを見て!」と表現していました。

母はテレビでバレーボールを見るのが好きだったので、私はバレー部にはいってみたり・・・

レギュラーになったのに一度も試合を見にきてもらえなかったけど・・・

 

その気持ちは今でも強くて、私は誰か一人の人の評価が欲しくて頑張っていることがあります。

今は仕事上で目指している人。

その方からいいことも、悪いことも、プラスのストロークをきちんともらっているから、モチベーションを保っていけると感じています。

 

そして、私も忙しいけど、子どもにはいっぱいストロークを投げかけてあげたいと思っています。

 

 

 

 

最近、”ストローク”の大きさをとても強く感じています。

 

ストロークは交流分析(TA)では、注目という意味で使われていて、モチベーションのキーとなるものです。

 

例えば、私に誰かが「おはよう」とにっこり笑いかけてあいさつをしてくれたとします。

これもストロークのひとつで、私の”存在に対する肯定的なストローク”になります。

(ストロークにはいくつか種類があります)

 

人間はストロークなしでは生きていけないと言われています。

小さな子どもがいたずらをしたり、無理に怒られるようなことをして、母親の注目を得ようとすることによく表れているのではないでしょうか。

 

以前、ファイナンシャルプランナーの集まりで、ある先生が「この中で中島さんが一番成功するかもしれないな」と言ってくれたことがあります。

そこには、すでにご活躍されている先輩のFPばかり。

しかも、私が成功する根拠もなく(私の実力や実績も知らずに)、先生がおっしゃったことです。

でも、なぜかその言葉が忘れられず、私の中では大きな励みになっています。

 

それとは逆にマイナスのストロークもあります。

私の夫は精神的に不安定で、人に対して人格を否定するような言葉をよく口にします。

今までにどんなにひどい言葉を浴びせられたことでしょう。

「おまえは人間のくずだ!」とまで言われてしまいました。

はじめのうちは、彼の状態を受け止め、その言葉を心の中にいれないようにしてきましたが、そのバリアが崩れてきてしまい、どんどん自分に自信をなくしてきてしまいました。

そして、ほんのささいな言葉にも反応して傷ついていることがあります。

 

ただ、私には仕事の仲間やプライベートのお友達がいつもプラスのストロークを投げてかけてくれるので、救われています。

また、心の勉強をしていることで、助けられていることもあります。

 

このように、ストロークは人にとって大きな意味を持つのです。

 

彼も私からのストロークを欲しくて、暴言を吐くのかもしれませんね。

また、私がそんな彼から逃げようとしていることが私から彼へのマイナスのストロークになっているのかもしれません。

 

BCBプログラムを学びながら、皆さんと一緒に考えていけたらいいなあと思っています。

 

 

 

 

ずいぶんと日にちが経ってしまいました。

この間あるひとつの仕事が頭から離れず、他のことに手がつけられなかった状態です。

この仕事を通して、自分の苦手意識などを発見した私です。

 

さて、昨年の4月…

チーム医療のあるセミナーに参加しました。

セミナーに参加するのに、時間や費用を捻出し、家族の許しをもらって参加した2日間。

そんなこともあってかなりの気合いがはいっていました。

”必ずこのセミナーに参加したことの元はとるぞ!”って。

ところが、このセミナーで個人的なトラブルを起こしてしまいました。

そのトラブルは2日間の中で解決させましたが、私にとってはそのセミナーに参加したこと自体がつまらないことのように思えてしまったのです。

でも、その気持ちをどうにかして反転させたいと思っていました。

 

そのセミナーでカウンセラーを目指すある男性と出会いました。

たまたまランチの席をご一緒し、名刺交換して、メールのやりとりを始めるようになって・・・

毎日、いろいろなことをメールを通して語り合いました。

そして、昨年の夏には、その方が住む九州に子どもふたりを連れて遊びに行ってきました。

 

そして、その時、その方が所属するカウンセラーを目指す方たちの会の代表を務める方をご紹介していただき、そのご家族と一緒にキャンプもしました。

 

そんなご縁で、私は昨年11月にその会の講演会&研修会にお呼びいただいたのです。

 

さらにその時、BCBプログラムのほんの一部をお話したところ、受講者の方に関心を持っていただいて、今年の3月に再度九州に行くことになりました。

 

今回は認定BCBベーシックコースの開催のためです。

 

詳細はこちら

http://cocoroshien.com/index.html

 

ちょっとしたトラブルで心を痛めた2日間が、かけがえのない出会いの場になりました。

 

実は、私はこのような”ご縁”をたくさんいただいています。

 

そのご縁を大切にすることが人と人とのコミュニケーションなのではないかと思っています。

 

また、九州でどのような出会いがあるのかとても楽しみです。

 

お近くのみなさま、ぜひおでかけくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中島 啓子
プラチナ・コンシェルジュ 所属
BCBファシリテータ
ファイナンシャル・プランナー
主婦層を対象とした講演から企業研修まで幅広く講師活動を展開している。
窓口・渉外担当者向けに、BCBのコミュニケーションスキルを取り入れた、顧客との距離を縮めるアプローチ法などを伝えている。

(株)プラチナ・コンシェルジュへ:
http://www.pt-con.jp/


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